「このアーティストはいるのに、聴きたいアルバムがない」。SpotifyやApple Musicで、そんな経験はありませんか?
第2弾では、Spotify・Apple Musicで聴けない洋邦50枚を取り上げます。知りたいのは作品名だけでなく、なぜサブスクにないのか。本人の配信方針、配信停止、公開先の選択、過去のカタログの扱いなど、分かっている背景を添えました。
理由が明かされていない作品は、そのまま理由不明としています。CDやレコードで聴きたくなる音楽を、サブスクにない事情から掘り下げる特集です。
第1弾は2026年10月5日に掲載内容を見直し、配信状況や作品情報に誤りがあった箇所を訂正しました。現在サブスクで聴ける作品には、聴けるサービスとあわせて、その旨を追記しています。
第1弾の記事はこちら →日本向けのSpotify・Apple Musicのどちらでも、アルバムとして聴けないことを指します。通常版やリマスター版でアルバムを聴ける場合は対象にしません。細かな特典の違いではなく、アルバム単位で選んでいます。
Amazon Musicなど別のサービスや、公式Bandcampで聴ける作品も含みます。その場合は各作品で案内します。情報整理日は2026年10月5日です。配信状況は今後変わることがあります。
※本記事にはAmazonアソシエイトの広告リンクを含みます。
第1章:あえて配信しない。アーティストが選ぶ音楽の届け方
契約条件への考え方、販売の仕組み、サブスクとの距離。まずは、本人やバンド側の説明から「聴けない背景」が見える作品を紹介します。(11作品)
01. 山下達郎 / SPACY
音楽家にとってのサブスクの契約条件に、本人が納得していないためです。
山下達郎は2023年のラジオ出演で、音楽で生計を立てる側にとって、サブスクの契約には不合理な点があると説明しました。聴き方そのものを否定するのではなく、その仕組みに自身の音楽を預けないという立場です。『SPACY』が聴けない背景にも、この本人の方針があります。
ソロ初期の1977年作。軽快なポップスからファンクへと広がる、歌と演奏の充実した一枚です。
02. 山下達郎 / JOY – TATSURO YAMASHITA LIVE
ライブ盤にも、本人の配信しない方針が及んでいます。
山下達郎が挙げている理由は、音楽家側にとっての契約条件の不合理さです。1989年のライブ・アルバム『JOY』も、その方針のもとでサブスクでは聴けません。
1989年発売のライブ・アルバム。緻密なスタジオ作品とは違う、ステージでの演奏の熱をまとめています。
03. 山下達郎 / MOONGLOW
本人の、サブスクへ提供しない方針によるものです。
山下達郎は、音楽家にとっての契約条件を理由に、サブスクを利用しないと説明しています。『MOONGLOW』も、古い音源が取り残されたのではなく、その方針の中にある一枚です。
1979年発表。ソウルやファンクの感覚を、日本語のポップスに溶け込ませた一枚。
04. 平沢進 / 賢者のプロペラ
本人が権利を持つ作品のサブスク配信を、許諾していないためです。
平沢進は2024年3月、自身が権利を持つ作品について、サブスク配信を許諾していないと表明しています。『賢者のプロペラ』は独立した制作・販売の流れで発表された作品です。ネットを積極的に活用していても、定額サービスへの提供は選ばない。その違いが、このアルバムにも表れています。
2000年発表。電子音と力強い歌声が、現実とは別の風景を立ち上げるソロアルバム。
05. 平沢進 / BLUE LIMBO
本人が管理する作品を、サブスクへ許諾しない方針によるものです。
平沢進が説明しているのは、自身が権利を持つ作品をサブスクへ許諾しないという方針です。『BLUE LIMBO』も、独立した制作・販売の仕組みで届けられています。
2003年発表。電子的なリズムと壮大な歌が交差する、独特の物語性を持つ一枚です。
06. 平沢進 / 白虎野
自身の権利を持つ作品について、本人が配信を許諾していないためです。
平沢進は、自ら権利を持つ作品について配信を許諾していないと表明しています。『白虎野』も、本人の管理する作品の流れにあり、サブスクの外で届けられています。
2006年のソロアルバム。大きくうねる電子音と歌声で、独自の風景を描き出します。
07. マキシマム ザ ホルモン / 予襲復讐
アルバムのサブスク化を控える、バンド側の方針によるものです。
公式アカウントは2020年、解禁を希望する声に対し、過去のインタビューを示して当時の方針への理解を求めました。『予襲復讐』は2025年のTOWER RECORDS「サブスクなし邦ロック名盤特集」でも紹介されています。音楽と読み物を詰め込んだCDパッケージは、このバンドの作品作りを象徴しています。
2013年のアルバム。激しい音楽と、読み物を含む濃密なCDパッケージが一体になった作品です。
出典:マキシマム ザ ホルモン公式・サブスクについての投稿(2020年8月)
TOWER RECORDS・2025年の特集
マキシマム ザ ホルモン公式・作品情報
08. マキシマム ザ ホルモン / ロッキンポ殺し
バンドが、アルバムをサブスクへ解禁していないためです。
ホルモンはサブスク化を望む声を把握したうえで、公式アカウントから配信方針について説明してきました。『ロッキンポ殺し』も、TOWER RECORDSが案内するサブスク未解禁の作品群に含まれます。初期の代表作にも、この配信方針が続いています。
2005年発表。パンク、ラップ、重いギターを行き来する初期の代表作です。
出典:マキシマム ザ ホルモン公式・サブスクについての投稿(2020年8月)
TOWER RECORDS「サブスクなし邦ロック名盤特集」(2025年7月)
マキシマム ザ ホルモン公式・ディスコグラフィー
公式・アルバム案内
09. LOSTAGE / Guitar
自分たちの店とライブ会場を軸に、音楽を直接届ける道を選んでいるためです。
2026年の映画公式サイトは、LOSTAGEがほとんどの楽曲をサブスクや配信に出さず、THROAT RECORDSやライブ物販で販売していることを紹介しています。『Guitar』も、その活動の中にある一枚。聴き手との接点や流通を自分たちでつくる、バンドの姿勢が背景にあります。
奈良を拠点にするバンドの2014年作。太いギターの響きと歌のメロディーが正面から向き合うアルバムです。
10. Nikoん / public melodies
自分たちの音楽が簡単に消費され、ひとまとめにされることへの違和感からです。
オオスカは2025年1月、流行やSNSの評判をきっかけに、考えずに音楽を消費する仕組みへの違和感を明かし、サブスク配信を止めると発表しました。望んだのは、自分の気持ちで作品を選び、考えながら聴いてもらうこと。CDや自分たちのサイトから届ける道を選んだ、理由のはっきりしたケースです。
2024年発表の1stアルバム。現役バンドの新しい音楽にも、サブスクで聴けない作品があります。
11. Nikoん / fragile Report
自分たちの音楽の聴かれ方を大切にし、CD限定で発売しているためです。
公式ディスコグラフィーには「CD ONLY」と明記されています。前作の時期に示された、自分の気持ちで音楽を選んでほしいという考えに続き、この2ndアルバムもサブスクとは距離を置いて届けられています。
2025年発表の2ndアルバム。サブスク全盛の時代に、あえて別の届け方を選んだ作品です。
第2章:配信を止める、配信先を選ぶ。聴けなくなった作品と独占配信
一度は聴けた音楽が消えることも、特定のサービスだけで聴けることもあります。ここでは撤収の経緯と、公開先を選ぶ方針を見ていきます。(9作品)
12. 安室奈美恵 / SWEET 19 BLUES
2023年11月の、安室奈美恵の作品群の一斉配信停止によるものです。
『SWEET 19 BLUES』もカタログの引き上げによって聴けなくなったアルバムです。引退と同時に消えたのではなく、引退後に配信されていた音楽が、後から聴けなくなりました。停止に至った契約の詳細や本人の意向は、公表されていません。
1996年発表。小室哲哉との時代を象徴する、90年代J-POPの重要作です。
13. 安室奈美恵 / PLAY
2023年11月に、作品群がまとめてサブスクから引き上げられたためです。
『PLAY』も一斉配信停止の対象となり、Spotify・Apple Musicでは聴けません。2000年代の代表作も、90年代のアルバムと同じようにサブスクから姿を消しました。なぜ一斉停止に至ったのか、詳しい事情は明らかにされていません。
2007年発表。90年代とは違う、R&Bやダンス・ポップの方向を示した一枚です。
14. Cindy Lee / Diamond Jubilee
大手サブスクではなく、本人が選んだ公開先から届けているためです。
公式サイトは『Diamond Jubilee』をSpotify・Apple Musicでは聴けないと明記しています。公式サイトやBandcampで公開し、CD・レコードでも発売するという届け方です。ネットから音楽を閉ざすのではなく、どこで聴いてもらうかを自分で選んでいます。
2024年発表。夢の中のラジオのように、懐かしいポップスとノイズがにじみ合う大作。
出典:Cindy Lee公式・REALISTIK STUDIOS
Cindy Lee/W.25TH・公式作品ページ
Pitchfork・2025年の配信撤収報道
15. Cindy Lee / Cat O’ Nine Tails
本人の希望による、カタログの配信先変更です。
2025年8月、本人の希望でカタログをSpotifyから引き上げ、Bandcampにまとめたことが報じられました。本作も公式Bandcampで聴けます。
2020年発表。揺れる歌声とざらついた録音が、古いポップスの残像を作り出します。
出典:Cindy Lee公式・REALISTIK STUDIOS
Pitchfork・本人の希望による撤収の報道(2025年8月)
Cindy Lee/W.25TH・公式作品ページ
Pitchfork・2025年の配信撤収報道
16. Cindy Lee / Act Of Tenderness
本人が選んだ公開先が、Bandcampだからです。
『Act Of Tenderness』も、本人が選び直した公開先である公式Bandcampで聴けます。大手サブスクからは引き上げられています。
2015年発表。甘いメロディーと、壊れかけたようなノイズの落差が印象的な作品です。
出典:Cindy Lee公式・REALISTIK STUDIOS
Pitchfork・本人の希望による撤収の報道(2025年8月)
Cindy Lee/W.25TH・公式作品ページ
17. Godspeed You! Black Emperor / ’Allelujah! Don’t Bend! Ascend!
カタログのサブスク撤収によるものです。
2025年8月、Constellationがバンドのカタログをストリーミングから引き上げたと認めました。撤収の動機は明かされていません。公式Bandcampでは聴けます。
2012年発表。長い時間をかけて音が積み重なり、巨大なうねりへ向かうポストロック作品です。
18. Godspeed You! Black Emperor / Yanqui U.X.O.
バンドのカタログ引き上げのためです。
本作もConstellationによる撤収の対象です。詳しい動機は公表されていません。公式Bandcampでは聴けます。
2002年発表。歌を中心に据えず、重なっていく演奏で緊張と解放を描くアルバムです。
19. Garth Brooks / Ropin’ the Wind
Amazon Musicでの独占配信を選んでいるためです。
Garth Brooksは2016年にAmazon Musicと組み、カタログのストリーミングを同サービスへ集約しました。そのため『Ropin’ the Wind』はSpotify・Apple Musicでは聴けません。サブスク全体を拒否するのではなく、提携するサービスを絞っているケースです。
1991年発表。カントリーの語り口と、大きな会場に届くポップな迫力が同居するアルバム。
20. Garth Brooks / Sevens
配信先をAmazon Musicに限定しているためです。
『Sevens』も、Garth BrooksのAmazon Music独占カタログに含まれる作品です。SpotifyやApple Musicの利用者には未配信ですが、別の定額サービスに正規の聴き方があります。世界中のサブスクを探しても聴けない、という意味ではありません。
1997年発表。親しみやすい歌とカントリーの響きをまとめた、キャリア後半の代表的な一枚。
第3章:サブスクにない初期作・ライブ盤・企画アルバム
デビュー前後の作品、映像と一緒に発売された企画盤、特別なライブ・アルバム。作品の発売や再発の経緯から、サブスクの外に残る背景をたどります。(10作品)
21. Kraftwerk / Kraftwerk
初期3作が、後年の公式カタログの再整備に含まれていないという経緯があります。
1970年のデビュー作は、公式リマスター・カタログとして展開されてきた『Autobahn』以降の作品とは別扱いです。Ralf Hütterは2006年、初期作の資料や再整備について語りましたが、公式再発は実現していません。サブスクへ出さない直接の理由までは、公表されていません。
フルートや生の打楽器も聞こえる1970年のデビュー作。後の整然とした電子音とは違う出発点です。
22. Kraftwerk / Kraftwerk 2
初期3作の公式再発が、実現していないという背景があります。
『Kraftwerk 2』も、よく知られる後年のカタログとは異なる扱いのままです。本人が過去作の再整備に言及したことはありますが、Spotify・Apple Musicで聴けるようにはなっていません。未配信の直接の理由は明らかではありません。
1972年発表。テープ操作や楽器の響きそのものを探る、実験性の強い2作目です。
出典:Ralf Hütter・Dummy誌インタビュー(2006年/保存版)
Kraftwerk 2・初期作品と再発の経緯
23. Kraftwerk / Ralf und Florian
『Autobahn』以前の3作が、後年の公式カタログとは別扱いになっています。
1973年の『Ralf und Florian』も、公式再発の実現していない初期3作の一つです。Ralf Hütterは初期作を振り返ることについて話していますが、サブスクでの解禁には至っていません。なぜ現在も配信しないのか、その詳しい説明は公表されていません。
1973年発表。生楽器中心の初期から、よく知られる電子的な作風へ向かう途中のアルバム。
24. The Smashing Pumpkins / Zeitgeist
廃盤・未配信の状態が続いていますが、その理由の詳細は公表されていません。
Billy Corganは2022年、自身の番組で『Zeitgeist』を廃盤として扱っている状況に触れています。再始動を告げた2007年の作品にもかかわらず、Spotify・Apple Musicでは聴けないままです。
2007年発表。Smashing Pumpkins再始動期の、重いギターを前面に出したアルバムです。
25. Wendy Carlos / Switched-On Bach
サブスクに出さない具体的な理由は、公表されていません。
『Switched-On Bach』はCDで再発され、本人の公式サイトでも紹介されています。それでもSpotify・Apple Musicでは聴けません。電子音楽を広く知らしめた歴史的な作品が、現在の代表的な音楽アプリでは聴けないという、意外な空白です。
1968年発表。バッハの音楽をシンセサイザーで演奏し、その可能性を広く知らせた作品。
26. Wendy Carlos / Sonic Seasonings
具体的な未配信理由は、公表されていません。
公式サイトには『Sonic Seasonings』の録音やCD再発の経緯が詳しく紹介されています。一方、Spotify・Apple Musicではアルバムを聴けません。作品の解説は残っていても、定額配信へはつながっていない一枚です。
1972年発表。四季をテーマに自然の音と電子音を組み合わせた、環境音楽の重要作です。
27. Tool / Salival
スタジオ作品の解禁とは別に、この企画盤は未配信のままです。
Toolの主要作品は2019年にサブスク解禁されましたが、『Salival』はその中にありません。ライブ音源などを映像と組み合わせて発売した企画作品です。なぜこのアルバムを配信しないのか、個別の理由は公表されていません。
2000年発表。CDと映像を組み合わせ、ライブでの長い展開も収めた作品です。
28. Zwan / Mary Star of the Sea
未配信の具体的な理由は、公表されていません。
Zwanの唯一のスタジオ・アルバムは、Spotify・Apple Musicでは聴けません。Billy CorganとJimmy Chamberlinらが参加したバンドは、この作品を発表した2003年に解散しました。短い活動の記録が、サブスクでは触れられないまま残っています。
2003年発表。Billy CorganとJimmy Chamberlinらによる、明るいギター・ロックの一枚です。
29. My Bloody Valentine / Ecstasy and Wine
初期の編集盤だけが未配信ですが、個別の理由は公表されていません。
『Loveless』など後年の代表作とは異なり、1987年の音源をまとめた『Ecstasy and Wine』はSpotify・Apple Musicでは聴けません。アーティストの代表作が解禁されても、別の時期・発売元から出た作品までそろうとは限らない例です。
1989年発表。巨大なギター・ノイズが完成する前の、ギターポップ寄りの表情が聴けます。
30. Spiritualized / Fucked Up Inside
再発元にはダウンロード権がなく、デジタル提供に制約があります。
Glass Reduxは、Sony Music UKから音源の許諾を受けてCD・レコードを再発していますが、ダウンロード権は持たないと説明しています。これは再発元が明かしている具体的な事情です。ただし、Spotify・Apple Musicで聴けない理由のすべてが、この契約だけで説明されているわけではありません。
1993年発表。初期Spiritualizedのライブを収めた、浮遊感と轟音が交わる一枚。
第4章:なぜ聴けない? 理由が明かされていない名盤
有名なアルバムなのに聴けない。別の作品は解禁されたのに、この一枚はない。ここでは、未配信の詳しい理由が明かされていない作品を紹介します。(20作品)
31. SMAP / SMAP 012 VIVA AMIGOS!
具体的な理由は、公表されていません。
『VIVA AMIGOS!』は、SMAPのアルバム群とともにサブスク未解禁のままです。国民的な人気を持ったグループでも、いつもの音楽アプリからアルバムを選んで聴くことはできません。
1998年発表。シングルだけでは見えにくい、アルバムでのSMAPのポップスをまとめた作品です。
32. SMAP / SMAP 016 / MIJ
SMAPのアルバム群は未解禁で、その詳しい理由は明らかにされていません。
『SMAP 016 / MIJ』もSpotify・Apple Musicでは聴けない作品です。ビクターの公式カタログでは紹介されていますが、グループとしての音楽を定額サービスで聴ける状況にはなっていません。
2003年発表の2枚組。グループの楽曲とソロを通じて、当時のSMAPの幅を聴けるアルバムです。
33. Van Morrison / Tupelo Honey
アルバムがサブスクで聴けない理由は、公表されていません。
2026年8月のLouderのアルバムガイドでも、『Tupelo Honey』はストリーミングで聴けない作品として紹介されています。Van Morrisonの有名なカタログにも、こうした一枚単位の空白があります。
1971年発表。ソウル、カントリー、フォークの響きが混ざり合う、温かい歌のアルバムです。
34. 中島みゆき / 臨月
サブスク解禁がシングル中心で、アルバムは別の扱いになっているためです。
中島みゆきは2022年にシングル曲のサブスク解禁を発表しました。一方、『臨月』はSpotify・Apple Musicではアルバムとして聴けません。なぜこのアルバムを配信しないのか、個別の理由までは公表されていません。
1981年発表。端正なポップスの響きの中に、中島みゆきらしい言葉と歌を収めています。
35. 中島みゆき / 寒水魚
シングルの解禁が、オリジナル・アルバムの解禁にはつながっていないためです。
中島みゆきの音楽は一切サブスクで聴けないわけではありませんが、『寒水魚』はアルバムとして未配信です。シングル中心に解禁されている状況と、アルバムの扱いに違いがあります。詳しい理由は明らかにされていません。
1982年発表。歌の力と整ったアレンジが響く、80年代初期を代表する作品です。
36. Vanity 6 / Vanity 6
具体的な未配信理由は、公表されていません。
Princeの主要アルバムをサブスクで聴けても、周辺グループの作品までそろうわけではありません。Vanity 6の同名アルバムはその一例で、Spotify・Apple Musicでは聴けません。
1982年発表。シンセサイザーとリズムの切れ味が光る、ミネアポリス・ファンク周辺の一枚。
37. THE BLUE HEARTS / THE BLUE HEARTS
本人や権利元から、具体的な理由は明らかにされていません。
THE BLUE HEARTSのデビュー作は、Spotify・Apple Musicではアルバムとして聴けません。日本のロックを代表するほどよく知られた作品にも、主要サービスで聴けないものがあります。
1987年のデビュー作。短い言葉とまっすぐなバンド演奏で、日本のロックに強い印象を残したアルバム。
38. THE BLUE HEARTS / TRAIN-TRAIN
具体的な未配信理由は、公表されていません。
『TRAIN-TRAIN』も、Spotify・Apple Musicではアルバムを聴けません。デビュー作だけが取り残されているのではなく、活動が広がった時期の代表作も、この2サービスでは未解禁です。
1988年発表の3rdアルバム。バンドの勢いと、歌の表現の広がりが並び立つ作品です。
39. bice / かなえられない恋のために
具体的な理由は、公表されていません。
2026年3月にはtofubeatsも、『かなえられない恋のために』がサブスクにないことに言及しています。日本コロムビアから発売された作品ですが、Spotify・Apple Musicでは聴けない一枚です。
2008年発表。本人が作詞・作曲・アレンジを手がけた、柔らかな歌とメロディーの作品です。
40. Slapp Happy / Acnalbasac Noom
この2サービスに配信しない理由は、公表されていません。
『Acnalbasac Noom』はSpotify・Apple Musicでは聴けませんが、正規のBandcampでは聴けます。音源をデジタル化できない作品ではなく、提供先が異なるケースです。
1973年の録音が1980年に発売されたアルバム。Faustが演奏に参加した、ひねりのあるポップスです。
41. フリッパーズ・ギター / ヘッド博士の世界塔
サンプリングとの関係が語られますが、公式の未配信理由は明らかではありません。
『ヘッド博士の世界塔』は、多くの音楽を引用し、再構成した作品です。その作風からサンプリングの権利を理由とする見方もありますが、権利元が公表した説明ではありません。アルバムはSpotify・Apple Musicでは聴けません。
1991年発表。さまざまな音の断片をポップスに溶かし込んだ、フリッパーズ・ギターの最終アルバムです。
42. Jandek / Ready for the House
サブスクに出さない具体的な理由は、公表されていません。
Corwood Industriesの公式カタログでは、デビュー作『Ready for the House』をCDで案内しています。長く独自の流通を続けてきたJandekですが、このアルバムをSpotify・Apple Musicで聴くことはできません。
1978年発表。少ない楽器と声が、一般的なフォークとも違う不思議な緊張を生むデビュー作。
43. 八十八ヶ所巡礼 / 日本
具体的な理由は、明らかにされていません。
八十八ヶ所巡礼は、TOWER RECORDSのサブスク未解禁バンドの特集でも取り上げられています。2015年の『日本』もSpotify・Apple Musicでは聴けないアルバムです。
2015年発表。サイケデリックな曲調と、トリオの濃密な演奏が詰まったアルバムです。
出典:TOWER RECORDS「サブスクなし邦ロック名盤特集」(2025年7月)
PCI MUSIC公式・日本
SPACE SHOWER TV・バンド紹介
44. Los Thuthanaka / Los Thuthanaka
Bandcampを主な公開先にしていますが、未配信の詳しい理由は明らかではありません。
2026年4月のThe Vergeの記事でも、2025年のデビュー作『Los Thuthanaka』が大手サブスクでは聴けないことに触れています。公式Bandcampでは聴けるため、音楽そのものが非公開になっているわけではありません。
2025年発表。アンデス音楽の感覚と、電子音やギターの激しい響きが交差する作品。
出典:The Verge・2025年作の未配信に言及(2026年4月)
Los Thuthanaka公式・Bandcamp
45. Apollonia 6 / Apollonia 6
具体的な理由は、公表されていません。
映画『Purple Rain』の時代につながるApollonia 6のアルバムも、Spotify・Apple Musicでは聴けません。Princeの作品を入り口に掘り進めると出会う、周辺カタログの未配信作です。
1984年発表。映画『Purple Rain』の時代と重なる、ファンク色の濃いグループ作品。
46. DJ Sprinkles / Midtown 120 Blues
このアルバムの未配信理由は、公表されていません。
本人主宰のComatonseは『Midtown 120 Blues』をCDで発売し、公式サイトで作品の背景を詳しく紹介しています。Spotify・Apple Musicでは聴けないため、サブスク以外の入口から出会うディープハウス作品です。
2008年発表。ディープハウスの音に、ニューヨークのクラブとそこに集った人々の経験を刻んだ作品。
47. advantage Lucy / Echo ParK
このアルバムを配信しない理由は、公表されていません。
advantage Lucyにはサブスク解禁された作品もありますが、『Echo ParK』はSpotify・Apple Musicでは聴けません。バンド全体ではなく、アルバムによって配信状況が違うケースです。
2005年発表。女性ボーカルとギターの響きを軸に、繊細なメロディーを重ねた一枚です。
48. Death Grips / Exmilitary
サンプリングを多用したミックステープですが、未配信の公式な理由は明らかではありません。
『Exmilitary』は2011年、公式サイトから無料公開されました。既存音源を大胆に組み合わせた作品ですが、サンプリングの権利が未配信の原因だという公式説明は確認できません。アルバムを聴く入口は、サブスクではなくバンドの公式サイトです。
2011年発表。荒いビート、叫ぶような声、ノイズが衝突する、Death Gripsの出発点。
49. ゆらゆら帝国 / Are You Ra?
インディーズ期の作品が未配信で、その理由は公表されていません。
メジャー期の作品はサブスクで聴ける一方、1996年の『Are You Ra?』はSpotify・Apple Musicでは聴けません。ゆらゆら帝国を過去へ掘り下げると出会う、インディーズ期の空白です。
1996年発表。メジャー作品からさらにさかのぼって聴ける、初期のサイケデリックな一枚です。
50. RADWIMPS / RADWIMPS 2 ~発展途上~
インディーズ期のアルバムが、サブスク未解禁のままになっているためです。
メジャー期の作品とは異なり、『RADWIMPS 2 ~発展途上~』はSpotify・Apple Musicでは聴けません。2025年のTOWER RECORDSの未配信特集でも紹介されています。なぜ本作を解禁しないのか、具体的な理由は公表されていません。
2005年発表の2ndアルバム。後の飛躍につながる、若いバンドの勢いを収めています。
まとめ:サブスクにない理由は、一つではない
契約条件に納得できず出さない。自分たちの店から届けたい。配信を止める。別のサービスを選ぶ。そして、理由が明かされないまま聴けないアルバムもあります。
サブスクにあるかどうかは、音楽の価値そのものを決めるものではありません。気になるアルバムが見つかったら、CD・レコードや公式の公開先から、その音楽に触れてみてください。
第1弾には、現在サブスクで聴ける作品の訂正情報も追記しています。第1弾「サブスクにない名盤80選」を読む →
情報整理日:2026年10月5日。対象は日本向けSpotify・Apple Musicのアルバムです。本人・レーベルの説明、配信情報、作品資料に基づいて整理しています。配信開始などの変更が分かった場合は更新します。
第2章:配信を止める、配信先を選ぶ。聴けなくなった作品と独占配信
一度は聴けた音楽が消えることも、特定のサービスだけで聴けることもあります。ここでは撤収の経緯と、公開先を選ぶ方針を見ていきます。(9作品)
12. 安室奈美恵 / SWEET 19 BLUES
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
2023年11月の、安室奈美恵の作品群の一斉配信停止によるものです。
『SWEET 19 BLUES』もカタログの引き上げによって聴けなくなったアルバムです。引退と同時に消えたのではなく、引退後に配信されていた音楽が、後から聴けなくなりました。停止に至った契約の詳細や本人の意向は、公表されていません。
1996年発表。小室哲哉との時代を象徴する、90年代J-POPの重要作です。
13. 安室奈美恵 / PLAY
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
2023年11月に、作品群がまとめてサブスクから引き上げられたためです。
『PLAY』も一斉配信停止の対象となり、Spotify・Apple Musicでは聴けません。2000年代の代表作も、90年代のアルバムと同じようにサブスクから姿を消しました。なぜ一斉停止に至ったのか、詳しい事情は明らかにされていません。
2007年発表。90年代とは違う、R&Bやダンス・ポップの方向を示した一枚です。
14. Cindy Lee / Diamond Jubilee
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
大手サブスクではなく、本人が選んだ公開先から届けているためです。
公式サイトは『Diamond Jubilee』をSpotify・Apple Musicでは聴けないと明記しています。公式サイトやBandcampで公開し、CD・レコードでも発売するという届け方です。ネットから音楽を閉ざすのではなく、どこで聴いてもらうかを自分で選んでいます。
2024年発表。夢の中のラジオのように、懐かしいポップスとノイズがにじみ合う大作。
出典:Cindy Lee公式・REALISTIK STUDIOS
Cindy Lee/W.25TH・公式作品ページ
Pitchfork・2025年の配信撤収報道
15. Cindy Lee / Cat O’ Nine Tails
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
本人の希望による、カタログの配信先変更です。
2025年8月、本人の希望でカタログをSpotifyから引き上げ、Bandcampにまとめたことが報じられました。本作も公式Bandcampで聴けます。
2020年発表。揺れる歌声とざらついた録音が、古いポップスの残像を作り出します。
出典:Cindy Lee公式・REALISTIK STUDIOS
Pitchfork・本人の希望による撤収の報道(2025年8月)
Cindy Lee/W.25TH・公式作品ページ
Pitchfork・2025年の配信撤収報道
16. Cindy Lee / Act Of Tenderness
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
本人が選んだ公開先が、Bandcampだからです。
『Act Of Tenderness』も、本人が選び直した公開先である公式Bandcampで聴けます。大手サブスクからは引き上げられています。
2015年発表。甘いメロディーと、壊れかけたようなノイズの落差が印象的な作品です。
出典:Cindy Lee公式・REALISTIK STUDIOS
Pitchfork・本人の希望による撤収の報道(2025年8月)
Cindy Lee/W.25TH・公式作品ページ
17. Godspeed You! Black Emperor / ’Allelujah! Don’t Bend! Ascend!
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
カタログのサブスク撤収によるものです。
2025年8月、Constellationがバンドのカタログをストリーミングから引き上げたと認めました。撤収の動機は明かされていません。公式Bandcampでは聴けます。
2012年発表。長い時間をかけて音が積み重なり、巨大なうねりへ向かうポストロック作品です。
18. Godspeed You! Black Emperor / Yanqui U.X.O.
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
バンドのカタログ引き上げのためです。
本作もConstellationによる撤収の対象です。詳しい動機は公表されていません。公式Bandcampでは聴けます。
2002年発表。歌を中心に据えず、重なっていく演奏で緊張と解放を描くアルバムです。
19. Garth Brooks / Ropin’ the Wind
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
Amazon Musicでの独占配信を選んでいるためです。
Garth Brooksは2016年にAmazon Musicと組み、カタログのストリーミングを同サービスへ集約しました。そのため『Ropin’ the Wind』はSpotify・Apple Musicでは聴けません。サブスク全体を拒否するのではなく、提携するサービスを絞っているケースです。
1991年発表。カントリーの語り口と、大きな会場に届くポップな迫力が同居するアルバム。
20. Garth Brooks / Sevens
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
配信先をAmazon Musicに限定しているためです。
『Sevens』も、Garth BrooksのAmazon Music独占カタログに含まれる作品です。SpotifyやApple Musicの利用者には未配信ですが、別の定額サービスに正規の聴き方があります。世界中のサブスクを探しても聴けない、という意味ではありません。
1997年発表。親しみやすい歌とカントリーの響きをまとめた、キャリア後半の代表的な一枚。
第3章:サブスクにない初期作・ライブ盤・企画アルバム
デビュー前後の作品、映像と一緒に発売された企画盤、特別なライブ・アルバム。作品の発売や再発の経緯から、サブスクの外に残る背景をたどります。(10作品)
21. Kraftwerk / Kraftwerk
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
初期3作が、後年の公式カタログの再整備に含まれていないという経緯があります。
1970年のデビュー作は、公式リマスター・カタログとして展開されてきた『Autobahn』以降の作品とは別扱いです。Ralf Hütterは2006年、初期作の資料や再整備について語りましたが、公式再発は実現していません。サブスクへ出さない直接の理由までは、公表されていません。
フルートや生の打楽器も聞こえる1970年のデビュー作。後の整然とした電子音とは違う出発点です。
22. Kraftwerk / Kraftwerk 2
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
初期3作の公式再発が、実現していないという背景があります。
『Kraftwerk 2』も、よく知られる後年のカタログとは異なる扱いのままです。本人が過去作の再整備に言及したことはありますが、Spotify・Apple Musicで聴けるようにはなっていません。未配信の直接の理由は明らかではありません。
1972年発表。テープ操作や楽器の響きそのものを探る、実験性の強い2作目です。
出典:Ralf Hütter・Dummy誌インタビュー(2006年/保存版)
Kraftwerk 2・初期作品と再発の経緯
23. Kraftwerk / Ralf und Florian
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
『Autobahn』以前の3作が、後年の公式カタログとは別扱いになっています。
1973年の『Ralf und Florian』も、公式再発の実現していない初期3作の一つです。Ralf Hütterは初期作を振り返ることについて話していますが、サブスクでの解禁には至っていません。なぜ現在も配信しないのか、その詳しい説明は公表されていません。
1973年発表。生楽器中心の初期から、よく知られる電子的な作風へ向かう途中のアルバム。
24. The Smashing Pumpkins / Zeitgeist
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
廃盤・未配信の状態が続いていますが、その理由の詳細は公表されていません。
Billy Corganは2022年、自身の番組で『Zeitgeist』を廃盤として扱っている状況に触れています。再始動を告げた2007年の作品にもかかわらず、Spotify・Apple Musicでは聴けないままです。
2007年発表。Smashing Pumpkins再始動期の、重いギターを前面に出したアルバムです。
25. Wendy Carlos / Switched-On Bach
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
サブスクに出さない具体的な理由は、公表されていません。
『Switched-On Bach』はCDで再発され、本人の公式サイトでも紹介されています。それでもSpotify・Apple Musicでは聴けません。電子音楽を広く知らしめた歴史的な作品が、現在の代表的な音楽アプリでは聴けないという、意外な空白です。
1968年発表。バッハの音楽をシンセサイザーで演奏し、その可能性を広く知らせた作品。
26. Wendy Carlos / Sonic Seasonings
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
具体的な未配信理由は、公表されていません。
公式サイトには『Sonic Seasonings』の録音やCD再発の経緯が詳しく紹介されています。一方、Spotify・Apple Musicではアルバムを聴けません。作品の解説は残っていても、定額配信へはつながっていない一枚です。
1972年発表。四季をテーマに自然の音と電子音を組み合わせた、環境音楽の重要作です。
27. Tool / Salival
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
スタジオ作品の解禁とは別に、この企画盤は未配信のままです。
Toolの主要作品は2019年にサブスク解禁されましたが、『Salival』はその中にありません。ライブ音源などを映像と組み合わせて発売した企画作品です。なぜこのアルバムを配信しないのか、個別の理由は公表されていません。
2000年発表。CDと映像を組み合わせ、ライブでの長い展開も収めた作品です。
28. Zwan / Mary Star of the Sea
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
未配信の具体的な理由は、公表されていません。
Zwanの唯一のスタジオ・アルバムは、Spotify・Apple Musicでは聴けません。Billy CorganとJimmy Chamberlinらが参加したバンドは、この作品を発表した2003年に解散しました。短い活動の記録が、サブスクでは触れられないまま残っています。
2003年発表。Billy CorganとJimmy Chamberlinらによる、明るいギター・ロックの一枚です。
29. My Bloody Valentine / Ecstasy and Wine
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
初期の編集盤だけが未配信ですが、個別の理由は公表されていません。
『Loveless』など後年の代表作とは異なり、1987年の音源をまとめた『Ecstasy and Wine』はSpotify・Apple Musicでは聴けません。アーティストの代表作が解禁されても、別の時期・発売元から出た作品までそろうとは限らない例です。
1989年発表。巨大なギター・ノイズが完成する前の、ギターポップ寄りの表情が聴けます。
30. Spiritualized / Fucked Up Inside
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
再発元にはダウンロード権がなく、デジタル提供に制約があります。
Glass Reduxは、Sony Music UKから音源の許諾を受けてCD・レコードを再発していますが、ダウンロード権は持たないと説明しています。これは再発元が明かしている具体的な事情です。ただし、Spotify・Apple Musicで聴けない理由のすべてが、この契約だけで説明されているわけではありません。
1993年発表。初期Spiritualizedのライブを収めた、浮遊感と轟音が交わる一枚。
第4章:なぜ聴けない? 理由が明かされていない名盤
有名なアルバムなのに聴けない。別の作品は解禁されたのに、この一枚はない。ここでは、未配信の詳しい理由が明かされていない作品を紹介します。(20作品)
31. SMAP / SMAP 012 VIVA AMIGOS!
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
具体的な理由は、公表されていません。
『VIVA AMIGOS!』は、SMAPのアルバム群とともにサブスク未解禁のままです。国民的な人気を持ったグループでも、いつもの音楽アプリからアルバムを選んで聴くことはできません。
1998年発表。シングルだけでは見えにくい、アルバムでのSMAPのポップスをまとめた作品です。
32. SMAP / SMAP 016 / MIJ
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
SMAPのアルバム群は未解禁で、その詳しい理由は明らかにされていません。
『SMAP 016 / MIJ』もSpotify・Apple Musicでは聴けない作品です。ビクターの公式カタログでは紹介されていますが、グループとしての音楽を定額サービスで聴ける状況にはなっていません。
2003年発表の2枚組。グループの楽曲とソロを通じて、当時のSMAPの幅を聴けるアルバムです。
33. Van Morrison / Tupelo Honey
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
アルバムがサブスクで聴けない理由は、公表されていません。
2026年8月のLouderのアルバムガイドでも、『Tupelo Honey』はストリーミングで聴けない作品として紹介されています。Van Morrisonの有名なカタログにも、こうした一枚単位の空白があります。
1971年発表。ソウル、カントリー、フォークの響きが混ざり合う、温かい歌のアルバムです。
34. 中島みゆき / 臨月
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
サブスク解禁がシングル中心で、アルバムは別の扱いになっているためです。
中島みゆきは2022年にシングル曲のサブスク解禁を発表しました。一方、『臨月』はSpotify・Apple Musicではアルバムとして聴けません。なぜこのアルバムを配信しないのか、個別の理由までは公表されていません。
1981年発表。端正なポップスの響きの中に、中島みゆきらしい言葉と歌を収めています。
35. 中島みゆき / 寒水魚
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
シングルの解禁が、オリジナル・アルバムの解禁にはつながっていないためです。
中島みゆきの音楽は一切サブスクで聴けないわけではありませんが、『寒水魚』はアルバムとして未配信です。シングル中心に解禁されている状況と、アルバムの扱いに違いがあります。詳しい理由は明らかにされていません。
1982年発表。歌の力と整ったアレンジが響く、80年代初期を代表する作品です。
36. Vanity 6 / Vanity 6
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
具体的な未配信理由は、公表されていません。
Princeの主要アルバムをサブスクで聴けても、周辺グループの作品までそろうわけではありません。Vanity 6の同名アルバムはその一例で、Spotify・Apple Musicでは聴けません。
1982年発表。シンセサイザーとリズムの切れ味が光る、ミネアポリス・ファンク周辺の一枚。
37. THE BLUE HEARTS / THE BLUE HEARTS
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
本人や権利元から、具体的な理由は明らかにされていません。
THE BLUE HEARTSのデビュー作は、Spotify・Apple Musicではアルバムとして聴けません。日本のロックを代表するほどよく知られた作品にも、主要サービスで聴けないものがあります。
1987年のデビュー作。短い言葉とまっすぐなバンド演奏で、日本のロックに強い印象を残したアルバム。
38. THE BLUE HEARTS / TRAIN-TRAIN
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
具体的な未配信理由は、公表されていません。
『TRAIN-TRAIN』も、Spotify・Apple Musicではアルバムを聴けません。デビュー作だけが取り残されているのではなく、活動が広がった時期の代表作も、この2サービスでは未解禁です。
1988年発表の3rdアルバム。バンドの勢いと、歌の表現の広がりが並び立つ作品です。
39. bice / かなえられない恋のために
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
具体的な理由は、公表されていません。
2026年3月にはtofubeatsも、『かなえられない恋のために』がサブスクにないことに言及しています。日本コロムビアから発売された作品ですが、Spotify・Apple Musicでは聴けない一枚です。
2008年発表。本人が作詞・作曲・アレンジを手がけた、柔らかな歌とメロディーの作品です。
40. Slapp Happy / Acnalbasac Noom
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
この2サービスに配信しない理由は、公表されていません。
『Acnalbasac Noom』はSpotify・Apple Musicでは聴けませんが、正規のBandcampでは聴けます。音源をデジタル化できない作品ではなく、提供先が異なるケースです。
1973年の録音が1980年に発売されたアルバム。Faustが演奏に参加した、ひねりのあるポップスです。
41. フリッパーズ・ギター / ヘッド博士の世界塔
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
サンプリングとの関係が語られますが、公式の未配信理由は明らかではありません。
『ヘッド博士の世界塔』は、多くの音楽を引用し、再構成した作品です。その作風からサンプリングの権利を理由とする見方もありますが、権利元が公表した説明ではありません。アルバムはSpotify・Apple Musicでは聴けません。
1991年発表。さまざまな音の断片をポップスに溶かし込んだ、フリッパーズ・ギターの最終アルバムです。
42. Jandek / Ready for the House
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
サブスクに出さない具体的な理由は、公表されていません。
Corwood Industriesの公式カタログでは、デビュー作『Ready for the House』をCDで案内しています。長く独自の流通を続けてきたJandekですが、このアルバムをSpotify・Apple Musicで聴くことはできません。
1978年発表。少ない楽器と声が、一般的なフォークとも違う不思議な緊張を生むデビュー作。
43. 八十八ヶ所巡礼 / 日本
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
具体的な理由は、明らかにされていません。
八十八ヶ所巡礼は、TOWER RECORDSのサブスク未解禁バンドの特集でも取り上げられています。2015年の『日本』もSpotify・Apple Musicでは聴けないアルバムです。
2015年発表。サイケデリックな曲調と、トリオの濃密な演奏が詰まったアルバムです。
出典:TOWER RECORDS「サブスクなし邦ロック名盤特集」(2025年7月)
PCI MUSIC公式・日本
SPACE SHOWER TV・バンド紹介
44. Los Thuthanaka / Los Thuthanaka
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
Bandcampを主な公開先にしていますが、未配信の詳しい理由は明らかではありません。
2026年4月のThe Vergeの記事でも、2025年のデビュー作『Los Thuthanaka』が大手サブスクでは聴けないことに触れています。公式Bandcampでは聴けるため、音楽そのものが非公開になっているわけではありません。
2025年発表。アンデス音楽の感覚と、電子音やギターの激しい響きが交差する作品。
出典:The Verge・2025年作の未配信に言及(2026年4月)
Los Thuthanaka公式・Bandcamp
45. Apollonia 6 / Apollonia 6
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
具体的な理由は、公表されていません。
映画『Purple Rain』の時代につながるApollonia 6のアルバムも、Spotify・Apple Musicでは聴けません。Princeの作品を入り口に掘り進めると出会う、周辺カタログの未配信作です。
1984年発表。映画『Purple Rain』の時代と重なる、ファンク色の濃いグループ作品。
46. DJ Sprinkles / Midtown 120 Blues
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
このアルバムの未配信理由は、公表されていません。
本人主宰のComatonseは『Midtown 120 Blues』をCDで発売し、公式サイトで作品の背景を詳しく紹介しています。Spotify・Apple Musicでは聴けないため、サブスク以外の入口から出会うディープハウス作品です。
2008年発表。ディープハウスの音に、ニューヨークのクラブとそこに集った人々の経験を刻んだ作品。
47. advantage Lucy / Echo ParK
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
このアルバムを配信しない理由は、公表されていません。
advantage Lucyにはサブスク解禁された作品もありますが、『Echo ParK』はSpotify・Apple Musicでは聴けません。バンド全体ではなく、アルバムによって配信状況が違うケースです。
2005年発表。女性ボーカルとギターの響きを軸に、繊細なメロディーを重ねた一枚です。
48. Death Grips / Exmilitary
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
サンプリングを多用したミックステープですが、未配信の公式な理由は明らかではありません。
『Exmilitary』は2011年、公式サイトから無料公開されました。既存音源を大胆に組み合わせた作品ですが、サンプリングの権利が未配信の原因だという公式説明は確認できません。アルバムを聴く入口は、サブスクではなくバンドの公式サイトです。
2011年発表。荒いビート、叫ぶような声、ノイズが衝突する、Death Gripsの出発点。
49. ゆらゆら帝国 / Are You Ra?
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
インディーズ期の作品が未配信で、その理由は公表されていません。
メジャー期の作品はサブスクで聴ける一方、1996年の『Are You Ra?』はSpotify・Apple Musicでは聴けません。ゆらゆら帝国を過去へ掘り下げると出会う、インディーズ期の空白です。
1996年発表。メジャー作品からさらにさかのぼって聴ける、初期のサイケデリックな一枚です。
50. RADWIMPS / RADWIMPS 2 ~発展途上~
Spotify・Apple Musicでは聴けません。
インディーズ期のアルバムが、サブスク未解禁のままになっているためです。
メジャー期の作品とは異なり、『RADWIMPS 2 ~発展途上~』はSpotify・Apple Musicでは聴けません。2025年のTOWER RECORDSの未配信特集でも紹介されています。なぜ本作を解禁しないのか、具体的な理由は公表されていません。
2005年発表の2ndアルバム。後の飛躍につながる、若いバンドの勢いを収めています。
まとめ:サブスクにない理由は、一つではない
契約条件に納得できず出さない。自分たちの店から届けたい。配信を止める。別のサービスを選ぶ。そして、理由が明かされないまま聴けないアルバムもあります。
サブスクにあるかどうかは、音楽の価値そのものを決めるものではありません。気になるアルバムが見つかったら、CD・レコードや公式の公開先から、その音楽に触れてみてください。
第1弾には、現在サブスクで聴ける作品の訂正情報も追記しています。第1弾「サブスクにない名盤80選」を読む →
情報整理日:2026年10月5日。対象は日本向けSpotify・Apple Musicのアルバムです。本人・レーベルの説明、配信情報、作品資料に基づいて整理しています。配信開始などの変更が分かった場合は更新します。

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