一ヶ月ほど前、岡崎方面にレコ掘りに出かけた際、岡崎のブックオフで購入したレコードに難があり、返品することになっていた。今回はそのついでに、周辺の気になる店をいくつか回ってみることに。
ちなみに、前回立ち寄った店はだいたいもういいかな。笑

あらためてネットで調べてみると、意外にもまだ行ったことのない店がいくつか見つかり、気になった店をピックアップして訪ねてみることにした。
まずは最初の一軒、高浜にある竹内楽器店からスタート。

思いきり看板にレコードの文字。いにしえ系? ボサ系?? 完全に昔ながらのTHEレコ屋がここに。
正直、シャッター閉まってるんじゃないかと思っていたが、バリバリ現役で営業していてびっくり。
入店して店主さんにレコードの在庫をたずねてみたところ、残念ながらとうの昔に取り扱いは終了していた。
しかしその代わり、今では貴重な新品CDが大量に残っていて、じっくりとディグらせてもらうことに。
今回は個人的にこれといったお宝発見にはならなかったけど、新品CDディガーは一度訪れてみる価値がありそう。
この手の店にありがちな演歌ばかりの品揃えではなく、J-POPや洋楽もしっかり取り扱っており、在庫もなかなかのボリューム。
特に8センチCDは、いいのがが眠っていそうな雰囲気があった。
プレミアがついている宇多田ヒカルの『First Love』は、6枚くらいあった。笑
店主さんからCD屋事情などをいろいろ聞かせてもらい、楽しい時間を過ごすことができた。
さらに値下げコーナーから女性ボーカル系のCDを数枚ゲットし、幸先の良いスタートとなった。

続いて向かったのは、碧南にあるエースというカフェ。(こちらはレコードの売買はやってないと思います。)

入店してまず驚いたのは、店内に並ぶ膨大な数のレコード。
正直、レコードが置いてある喫茶店くらいに思っていたが、見れば見るほど、これはただの趣味レベルじゃない。
細部に見えるマスターのこだわりから、並のレコ好きではないことがじわじわ伝わってくる。



接客してくれた女性の店員さんも、落ち着いた雰囲気でとても丁寧だった。
メニューは見開きスリーブ。笑


ブラックティーアイスとオムレツサンドを注文。

アイスコーヒーとまちがえてた。笑

手作りの優しい味わいで、とても美味しかった。
残念ながらBGMはレコードではなかったが、この店のオリジナルソングが流れていた。
なんとなく残クレアルファードみたいなAI製の雰囲気を感じたが、そういうところにも平凡な趣味ではないこだわりが見られてよかった。(AIじゃなかったらごめんなさい)

壁に貼られた案内には、レコードとコーヒー券を交換できると書かれていた。
自宅にある不要なレコードでコーヒーが飲めるなら、持ってくる人も結構いるんじゃないだろうか。
こういうのも、なかなか画期的なレコード収集法だなと感心してしまった。
マスターとレコードの話をしたかったが、「今ちょっとランチの仕込みで忙しくて、すいません」とのこと。残念。
また時間をずらして伺い、ゆっくりお話を聞いてみたい。
壁に飾られていたレコードの中に、マスターはたぶん興味なさそうなんだけど自分にはちょっと気になる一枚があった。あれ、やっぱり気になるな。
お店のインスタ
次は碧南のハードオフへ。

何年か前、一度ここに来た記憶がある。
当時は植物にハマっていて、園芸店ばかり巡っていた。そのついでに立ち寄ったのだった。
その頃は、ハードオフのジャンクレコードや歌謡曲のレコードにもあまり興味がなかったんだよな。




在庫は以前も結構あった記憶があるが、今回はその倍はありそうな勢い。ちょっと圧巻だった。
「では、対戦お願いします!」って感じで、ひたすら全棚チェックしてやった。

たぶん1時間半くらい掘って、結果はこんな感じ。
モダン・トーキングは相場より安めだったが、レジで検盤したら歌詞カードが入っておらずキャンセル。
けっこう時間をかけたわりに収穫はイマイチだったけど、ジャンクCDの中から渡辺美奈代を拾えたのは嬉しかった。
小比類巻かほるは、自分的には刺さらないな。
次に向かったのはまたもや、いにしえ系CDショップ、ミュージックショップ リン。

やはりこちらも、レコードの取り扱いはとうの昔に終了していた。
店主さんといろいろ話をする中で、オーバカな話も聞かせてもらえて面白かった。

こちらの店にも、8センチCDが普通にラインナップされていた。
ZARDがちょっと気になった。『心を開いて』は持っててもいい1枚だよな。
次に行ったとき買おうかな。
次に向かったのは、西尾のブックオフ。
以前、三河カクタスにサボテンを買いに行ったときに、何度か立ち寄ったことがある。懐かしい。
当時はレコードの取り扱いはなかったが、今はレコードも扱っているとのことで、ちょっと期待して向かってみた。

レコードコーナーは小規模ながら、体力的にはこれくらいの規模がちょうどいい。

値札の日付を見る限り、回転はあまり良くなさそうで、ちょっとテンションが下がる。
ラインナップも正直かなり微妙で、まあこれが普通のブックオフって感じか。
と思いきや、今回の旅でぜひゲットしたいと思っていた渡辺美奈代のセカンドを、美品で発見。これはかなり嬉しかった。
今日はもう、これ一枚だけで大満足。

CDコーナーでは、レアなザ・キュアーの89年日本盤とフェイ・ウォンのCDも手に入れることができた。

続いて、西尾のハードオフへ。ここも、昔に2回ほど来た記憶がある。
それにしても、このあたりは意外と掘れる場所が多いな。

碧南のハードオフで掘っていた人と、ここでまさかの無言の再会。なんとなく気まずかった。笑

ほとんどがジャンクで、LPは200円、EPは100円。
こういう価格設定、やっぱりいいね。

未聴だったゆうゆのセカンドが買えて、満足。
近くの安藤書房へ。レコードも扱っている、昔ながらの古本屋さん。


レコードの量はそこそこあったが、特に欲しいものは見つからず。
とはいえ、全体的に価格は安めで、その点は好印象だった。
そろそろいい時間だったので、岡崎方面へ移動。
前回行けずに残念だったバナレコへリベンジしたものの……まさかの何も買えず。
駐車料金だけ払うというBADな展開。
「駐車料金払うくらいなら、何か1枚くらい買えばよかったじゃん」って自分でも思ったけど、それでも欲しいものが本当になかった。
これはさすがに最悪。
最近ブームの匠書店へ。

ここの口コミに「中古レコードがある」と書かれていた。
その情報をChatGPTが発見して、おれに教えてくれたらしい。
しかし、やっぱりレコードはなく、置いてあったのはCDだけ。
まあ、おっさんがCDとレコードをごっちゃにしちゃうのって、あるあるだよね。
ていうか、エロ本屋のレビュー書いてる時点で、、
CDはそれなりにたくさんあったものの、100円以下のゴミ盤ばかり。
うーん、やっぱり岡崎、たまによくないよ。
ラストは西友ブックオフへ。


返品を無事に済ませ、気合を入れてレコ掘りスタート。
前回ネオアコ系がいくつかあったので、そのあたりの追加を期待していたが――見事に一枚もなし!
内容もほとんど変わっておらず、正直かなり残念だった。
それでも、バーゲンコーナーから3枚ゲット。何もなしじゃなくてよかった。

夜ごはんへ。
周辺は飲食店もまばらで、ちょっと難民になりかけたが、数年ぶりにまるぎんへ辿り着いた。

懐かしかったけど、記憶の中の店とは少し様子が違っていた気もする。まあ、いいか。

並の肉追加。うまかった。
非乳化でキレのあるスープ、1日の締めに満足な一杯だった。
帰宅したころには、22時を回っていた。
翌日、ジムの後に立ち寄ったのは、ブーム継続中(?)の別の匠書店。

床に座り込んでタンクトップ姿に軍手着でCDを掘るおっさんがいた。

ここはけっこう良かった。Nirvanaのブートで、ちょっとレアっぽいやつを発見。これはラッキーだった。
もう1件行こう。


ここはさらによかった。
ユーロビートの8センチCDを中心に、17枚ゲット。
店員さんに中古CDの仕入れについて聞いてみると、委託で入ってくるとのことで、大体毎週新しい在庫が入るそうだ。教えてくれてありがとう。
気になって自分でも少し調べてみたところ、どうやらこの店は買取王子と同じ系列。
そこで買い取られたCDの一部が、匠書店に流れてきているようだった。
しかも、100円CDの取り扱いは10年以上前から続いていたらしい。
こんなスポットをずっと知らなかったなんて、盲点だったな。

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