ブックオフがレコードの取り扱いを強化し、いくつかの店舗でレコードのコーナーができています。
レコードファンにとって、身近なところでレコードが買えるのはうれしいことですね。
でも、もしかしたらコアなレコードファンの人の中には、ブックオフの品揃えに満足していない人もいるのではないでしょうか。
そんな人は大概、”ブックオフでいいレコードは買えるのか?”という疑問があると思います。
また数年前に流行ったCD・DVDの転売ヤー、せどりをしていた人も同じような疑問があるのではないでしょうか。
結論から言いますと、ブックオフでいいレコードやレア盤は買えますし、高額なものを安く抜いて転売することも可能です。
この記事では、ブックオフでレアなレコードを見つけるポイントを紹介します。
ポイント1 レコードを取り扱っている店に行く
初めはズバリ、レコードを取り扱っている店舗に行きましょう。
ブックオフはすべての店舗で、レコードを取り扱っている訳ではありません。
どの店舗がレコードを取り扱っているかはオフィシャルのホームページで確認できます。
リンク:ブックオフのレコードの取り扱いのある店舗一覧
(全国になっていますが、条件を絞るのボタンから地域を選択で都道府県を選択できます)
各店舗のページを開くと取扱商品が書かれていますので、レコードと書いてあるか確認しましょう。
また各店舗ごとのセール情報も載っていますので、チェックする価値は大いにありです。
ポイント2 客数の多い大型店舗に行く
次はズバリ、客数の多い大型店舗に行くことです。
ブックオフにはスーパーバザールやブックオフプラスなどの、本やCD以外の服や家電も扱う店舗があり、そういった店は基本大型になっています。また他店と併設になっていたりして客数も当然多くなります。
客数の多い店=買取が多い=入荷が多い・品揃えも良くなる、といった式になり、いいレコードが見つかる可能性が高くなります。
また、駐車場が広い、人口の多い住宅街にあることなどもポイントになります。
私の経験上、客数の多い賑わった店舗がいいレコードに出会えることが多いです。
小さな店で棚のCDが日焼けしていて品揃えもなんかずーと一緒なんてところに行くと、なんか切なくなりますよね…
ポイント3 値段シールをチェックする
最後のこれが、最大のポイントです。
大事なポイントなので、3つに分けて説明します。
値段シールにアーティスト名・タイトルのないものをチェックする
ブックオフの値段シールには、値段以外にアーティスト名、タイトルなどが記載されていますが、中には写真のようなものが見られます。


写真のように、値札シールにアーティスト名やタイトルが記載されていないものがあります。
これは、CDでも同様です。
ブックオフの値付けは、ヤフオクやAmazonなどでのネット相場を基準に付けています。
(ちなみに値付け基準はネット相場の90%となっています。)
ネットで簡単に検索したり、バーコードからデータを見つけ値付け作業が行われていますが、値段シールにアーティスト名やタイトルが記載されていないものはデータがないもの=ネット相場がわからなかったものが当てはまることになります。
よって、ネットでもそうそう出ないレア盤である可能性や、ネット相場よりも安く値付けされている可能性が出てきます。
このような値付けが甘くなる原因は、いろいろなケースが考えられます。
・古くて汚く見えるので、初めから値段はつかないと判断した場合
・バーコードが無いので調べられなかった →旧規格のCDやマニアックなインディーズ作品の場合など
・アーティスト名やタイトルがよくわからない、文字が読めないので調べられなかった場合
・大量にあって処分的に作業した、イメージだけで値付けした、など作業者の裁量による場合
・ヤフオクやAmazonに出品がなく相場が調べられなかった場合
こういったケースがあると考えられますので、値段シールにアーティスト名やタイトルが記載されていないものはチェックするようにしましょう。
値段シールの日付が新しいものをチェックする
また値札シール左下の日付も大事なチェックポイントで、その商品がいつ値付けされたかがわかります。
在庫量が非常に多い店では、すべてをチェックするのは効率が悪くなります。
こういった場合は、日付の新しいものをチェックするようにしましょう。
これには深い理由があり、日付の古いものは既に他のディガーがチェックしスルーしているものと考えられるからです。
コアなディガーは毎日でもチェックしにやってきます。
日付の新しいもの=まだ他のディガーがチェックしていないのでレア盤である可能性が高い、ということを覚えておきましょう。
また日付の新しいものが多ければ、商品の入荷が頻繁にある店舗だと判断できますし、日付が古いものばかりであれば、回転が悪く、掘り出し物が見つかる可能性は低い店舗だと判断ができるでしょう。
レコードの値段は一律ではない
アーティスト名やタイトルの記載がある場合でもレコードは、日本盤と輸入盤、帯の有無、盤の色、状態、正規盤と見本盤、プレス年などによって値段は変わるものです。
こういったポイントを考慮した値付け作業が行われていないことは、十分に考えられます。
ここはあなたのレコード判断能力が問われるところでしょう。
参考:ヤフオクで売られた高額レコード・CD トップ20
(ヤフオクで売られた高額レコード・CDのトップ20を毎月紹介しています。どんなレコード・CDが高いのかの参考にどうぞ)
これらのポイントなどから気になるレコードを見つけたら、相場を調べてみるのが賢明です。
レコードの相場の調べ方
スマホが普及し、レコードの相場を調べるのはとても簡単になりました。
「己の経験や勘がすべて、スマホで調べるのは邪道じゃい。」
「転売ヤーやミーハーと思われたくないワ。」
「自分が聴きたいからレコードを買っているわけで、値段は関係ないから調べるのってかっこ悪い。」
など、これらはすべて自意識過剰な意見でしかありません。あとで後悔しないのは調べることです。
マジな話、ブックオフのレコード価格は最低が500円程度になっていますが、ものによっては高い場合があります。ふつうのレコード屋では数十円なんて場合もあります。
本題に戻って相場の調べ方を紹介します。
下記のアプリをスマホにダウンロードして利用しましょう。
ヤフオクで調べる

・ヤフオクのアプリをダウンロードする
・アーティスト名やタイトルで検索する
・絞り込みで、カテゴリ→音楽→レコードで検索する
・落札相場のボタンにチェックを入れる
・並び替えで、価格を高いか低いにして相場を調べる
これが最もポピュラーで間違いない調べ方だと思います。
ただし、先にも書いていますようにレコードは、日本盤と輸入盤、帯の有無、盤の色、状態、正規盤と見本盤、プレス年などによっても値段は変わるものですのでそこは注意したいですね。
メルカリで調べる

やり方はヤフオクの場合とほとんど同じです。
利用者が多いので、ヤフオクにデータがなくてもメルカリである、なんてこともあり得ます。
Amazonで調べる

Amazonでレコードの価格を調べようとしても、輸入盤と国内盤の区別がつきにくかったりなど探しにくく、マーケットプレイスの価格も適正でない場合があるのであまりおすすめしません。
ただし、CDでしたら問題なく使えます。
アプリの検索窓のカメラマークからバーコードの読み込みやカメラ機能を使った検索が便利です。
マーケットプレイスの価格も、レコードに比べると参考になります。
Discogsで調べる

ヤフオクで相場が調べられなかったらこちらがおすすめです。
Discogsはレコード・CDのデータベースサイトで、世界中で利用されています。
・Discogsのアプリをダウンロードする(DiscogsのIDを作成し、ログインする必要があります)
・検索窓にあるバーコードマークを押し、カメラでバーコードを読む
・そのレコードの詳細ページが開き、Sales Historyの実際に売れた価格やFor Salesの価格を見る
バーコードが無い場合
・品番(例ABC-12345)で検索する
・検索結果から見つける。以下、同じ
もちろん、アーティスト名や作品名でも検索できます。
Discogsであれば、大抵のものが見つかると思います。
ただしSales Historyの記録が無いものや、価格が全世界基準である点は少し注意がいると思います。
海外の相場と日本の相場には差があります。日本で売れる価格、海外で売れる価格は異なるので注意が必要です。
ここは、やはり経験や勘も必要ですね。
以上が、レコードの相場の調べ方です。
レコードの売場面積県内最大のブックオフに行ってみた
愛知県にあります、BOOKOFF PLUS 熱田国道1号店はレコードに力を入れていて売場面積が県内最大とのことで行ってみました。(2022年1月某日)

余談ですが、昔ここがブックオフの1号店だと思っていました。。大きい店ですしね。

のぼりにもレコードと書いてありテンションが上がります。
ちなみにこの店舗は、近くに熱田神宮やひつまぶしで有名なあつた蓬莱軒があり遠くから人が多くやってきますので一帯が有料駐車場ゾーンで、このブックオフの駐車場も有料となっています。
駐車料金は1時間無料。買い物をしてレジに駐車券を提出する事で2時間無料。それ以降は30分毎に100円。正月は1600円だそうです。

売場は一列が全部レコード。なかなかの量があります。
奥の方に写真と同じ量くらいのLPがわけあり品として500円程度で売られています。

列の中央はEPコーナーで、量もけっこうあります。
肝心の品揃えですが、正直イマイチでした。
郷ひろみエトセトラなふつうの歌謡曲ばかりで同じものが何枚も。。
しかも名曲的なやつだけはないし、流行りのシティポップ系も全然ありません。
ボリュームはありましたが、おもしろみのない内容でした。
それでも整理はされていて見やすかったので、ふつうな歌謡曲を探してる人にはいいかもしれませんね。
この日は結局、時間と駐車料金を使いましたが布施明を2枚抜き、釣果はプラスになりましたのでまあよかったです。
追記:毎月10日20日30日は500円以下のCD・レコード50%オフの激アツセールをやっています。
※念の為、セールの開催についてはお店に確認してください。
愛知県で一番レア盤が抜けるブックオフ
後日訪れました、個人的に一番アツいブックオフです。

BOOKOFF SUPER BAZAAR カインズモール名古屋みなと店です。
カインズやベイシアなんかとの複合施設でとても大きいです。
行くといつも買取の行列ができていて、客数の多さを感じます。
昔ここでPink Floydの炎の35DP 4のCDを500円で抜いたことが自分には大きな転機となりました。
私も以前は転売は興味がありませんでした。しかも先に書いたような自意識過剰な理由でです。
何気に買った500円のCDが何万円にもなって、考えを改めました。ブックオフに感謝。
(ちなみにその時も、値段シールにアーティスト名などの記載は無しでした)
こちらの店舗は店内は撮影禁止とのことで中の写真はありません。
一列のほとんどがレコードコーナーになっていて、けっこうな量があります。
この日はちょうど店員さんが値段の修正や品出しをしていました。値付けや回転もいいと思います。
品揃えもここ数年にリリースされたレコードの中古があったりと、さすがのいい感じ。
今回の釣果の一部

初めて見たXTCのDrums And Wiresの帯付きとClashのLondon Callingの国内盤。
どちらも美品でした。値段も安かったです。
ブックオフはこのお店が一番だと思います。
レア盤を高く買い取ってもらう方法
送料無料で送るだけで買い取ってくれる便利なサービスがあります。
高価買取リストも掲載されていて、しっかり査定してくれるこちらのエコストアの買取サービスがおすすめです。
↓

コメント