レコードのクリーニング方法:初心者からプロまでの完全ガイド【100均アイテム活用】

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レコードが持つ音質を最大限に発揮させるためには、レコードについた付着物を完全に取り除くことが重要です。このガイドでは、自宅で簡単にできる方法から、プロのクリーニング方法まで、幅広いテクニックをご紹介します。この記事を参考にして、大切なレコードコレクションをいつまでも美しく保ちましょう。必要な道具や手順、注意点についても詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

レコードブームの昨今、オリジナル盤の価格は高騰し、価値の下がらない資産として注目されています。確かに、オリジナル盤はそのリリース時にしか存在しえないものであり、何十年も前のものであればその貴重さは計り知れません。

先日、ディスクユニオンでNirvanaの「Nevermind」のオリジナル盤を見つけました。盤の状態が悪いということでしたが、その分価格が安かったので購入しました。

「Nevermind」は、個人的にも思い入れのある一枚です。もちろんLPは何年も前に購入して持っていましたが、最近になってそれが偽物であると知ったのも今回オリジナルを買った理由です。盤が悪くても、オリジナルはオリジナル。手元に置いておきたいものです。

Nirvanaのレコードの昔買ったものと最近買ったオリジナル
どちらが偽物でしょうか?

インターネットとDiscogsのおかげでレコードの情報がとても充実しました。購入したときは「貴重なドイツ盤」といったコメントがついていた記憶がありますが、それが偽物だったなんて驚きました。

Nirvanaのレコードの偽物とオリジナルの比較
右が偽物。インナーがない時点で気づくべきでしょうか。

さて、こちらのオリジナル盤の状態についてですが、コメントにはプチノイズが多いと書かれていました。実際に聴いてみると、その通りでずっとプチノイズが入り、通して聴けるレベルではありませんでした。

Nirvanaのオリジナルレコードの汚れた盤面

キズも目立ち、溝に細かい汚れがたくさん詰まっているのが確認できます。

Nirvanaのオリジナルレコードの汚れた盤面の拡大

音が悪いのも当然です。
覚悟はしていましたが、どうせなら一度きれいにしてみたいと思いました。

私のレコードクリーニング方法は、とてもシンプルですが効果的です。使用するのは、水の激落ちくん(電解水)と100均のマイクロファイバータオルです。この方法を使えば、費用を抑えつつも十分なクリーニング効果が得られます。

以前にレコード洗浄液の成分を調べたところ、電解水に界面活性剤が少し添加されているだけであると知り、それならば安価で手に入る電解水を使おうと決めました。個人的にはこれで十分な結果が得られています。

さらに、水の激落ちくんはレコードのジャケットや他の家庭用品のクリーニングにも使えるため、コスパが非常に良いです。例えば、家具やキッチンの掃除にも活用でき、一つ持っていると多用途に利用できるのが魅力です。

このように、日常生活でも役立つアイテムを使って、レコードのクリーニングを簡単に行うことができます。

水の激落ちくんと100均のマイクロファイバータオル

100均でも手に入るクリーニング道具

・水の激落ちくん(電解水) 購入リンク
・マイクロファイバータオル 購入リンク

これらは、ダイソーなど100均でも入手できます。

クリーニングの4つのポイント

埃をあらかじめ取り除く

目に見える大きな埃は、あらかじめマイクロファイバータオルで優しく拭いて取り除きましょう。大きな埃がついた状態でこすって拭くと、レコードに傷がつく可能性があります

レコードのクリーニング手順を示す画像1

汚れに水分を含ませる

しつこい汚れは水分を持つことで落ちやすくなります。しっかりと時間をかけて汚れに水分を染み込ませるのがコツです。

レコードのクリーニング手順を示す画像2
こんな状態ですこし置いておくと良いです

電解水100%のものを選ぶ

水の激落ちくんを選ぶ際は、電解水100%のものを選びましょう。他の成分が入っていると、それがレコードに残り、ノイズの原因となる可能性があります。

しっかりと拭き取り、よく乾かす

水の激落ちくんを使用した後は、しっかりと拭き取ることが大切です。乾くと白く残る場合があるので、よく拭き取りましょう。さらに、レコードを最後によく乾かしてからスリーブにしまうことが重要です。よく乾いていない状態だと、カビやスリーブにシミができる原因となることがあります。

レコードのクリーニング手順を示す画像3
タオルは複数枚あると、湿用・乾用と使い分けでき便利です
レコードのクリーニング手順を示す画像4
こんな状態だと白く残ってしまいます
レコードのクリーニング手順を示す画像5
よく乾かしてからしまいましょう

しかし、この方法でも十分に綺麗にできないほど汚れているレコードもあります。今回のNirvanaのオリジナル盤もその一例でした。

そこで、今回は名古屋のReally Goodさんのクリーニングサービスを利用してみることにしました。プロフェッショナルなクリーニングで、どのように音質が改善するか楽しみです。

Really Goodの店の外観
お店の外観。2階にあります。

お店に持ち込み、専用のマシンでクリーニングしてもらいました。

価格は1枚300円から。
洗浄後、乾燥も含め10分程度で完了。ありがとうございました。
リンク:Really Goodさんのホームページ

帰って盤を見てみると、新品のようにきれいです。ピカピカでびっくりしました。

綺麗になったレコードの盤面の拡大画像

聴いたあとに写真を撮ったので少しホコリがついてしまいましたが、本当にきれいになりました。

そして音のほうは、全然聴けるレベルに復活!やってよかったです。
(※一応ですが、、傷はなおりません。)

このように盤の状態が悪くノイズが気になる場合でも、溝に汚れが詰まっているケースではクリーニングで解決することがあります。

また、Really Goodさんが使っているような専門的なレコードクリーナーはAmazonで購入することもでき、自宅で好きなだけクリーニングを行うことも可能です。価格や機能も様々で、かなり高級なものも売られており、見ているだけで楽しいです。

参考に、レコードクリーナーについて詳しく書かれた記事を紹介します。
リンク:エテルナ825様『レコード洗浄について』の記事
とても勉強になり、他の記事もおもしろいサイトです。

オリジナル盤の音を再び楽しむことができるようになり、感激しました。
この体験はまさに極上のオーディオ体験といえます。クリーニングによって、レコードの真の音質を引き出すことができ、本当に満足しています。

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