The Smithsの解散の夜のファンの若者達を描いた映画『Shoplifters Of The World』が公開されました。
誕生日に有給をいただきまして、朝イチで観に行きました。
結論から言うと、観てよかったです。
どんな風に良かったかなど、感想を書いていきます。
良かったところ
The Smithsの良さがほんとよくわかる
当時の雰囲気、スミスのファンの感じ、そしてスミスの魅力と世界観が良くわかるところが良かったです。
スミスの曲が和訳の字幕つきで流れ、映画のシチュエーションに合う場面で流れるので、歌詞の意味をとても良く理解できます。スミス最高です。
スミスは渋いとか難しいなんてイメージがある人は是非観てほしいです。
大音量で楽しめた
映画館による部分もありますが、大音量のいい音でスミスを聴けたのが良かったです。スミス最高です。劇場で観ましょう。
シーラがかわいい
メインキャラクターの一人、マドンナに憧れる女の子シーラがめちゃかわいいです。
いかにもなファッションが違和感なく似合っていてるし、幼さとセクシーさの両方を感じられるところが当時のマドンナそのもので素敵すぎました。ベッドで顔を赤く染めるシーンなんて…
80’sな人たちのファッションがおもしろい
スミス以外にもいろんなバンドのファンの人たちが出てきます。
The CureにSuzy And The BansheesにGrace Jonesなど、モロなファッションのキャラクターたちに思わずニコっとしてしまいました。
とくにスージーは悪魔崇拝しているわりに気が利くいいやつで好きなキャラクターでした。
パーティーシーンが楽しそう
パーティーのシーンが多く出てきますが、みんな自由にダンスしていてほんと楽しそうです。
コロナ以降、そんな時間が無くなってしまいましたがあんな時間をまた過ごしたいなと思います。
みんな優しい
みんなそれぞれに悩みや問題を抱えて生きていて、トラブルにあっても、仲間が助け合います。
みんな優しいです。
そういった他者への理解は、音楽が持つパワーが働いているのだと思います。
やっぱ音楽の、こういう垣根を越えて理解しあえるところっていいよなぁと感動しました。
気になるところ
ラジオジャックって実話なの?
こちらの英語の記事によると、都市伝説(an urban legend)だそうです。
参照リンク:Don’t Stop The Music: The Smiths Fan Who Plotted to Hijack A Radio Station
まあ銃を使ってまでリクエストしなくても…なんて冷静に思えばそうですが、でも映画を観ると、ほんとは本当に事実で、優しいDJが逃してやったってことなのかもしれません(笑)
海外版のオフィシャルサイトのデザインがいい感じ
海外オリジナルのオフィシャルサイトのデザインがスミスのデザインしてていい感じです!
キャラクターの写真もスミスのジャケット風になってます。
リンク:海外版オフィシャルサイト
日本版のサイトはパステル系な色使いがありがちな青春ムービー系(Virgin Suicidesを意識しましたみたいな?)な感じで、ちょっとB級な映画でおもしろくなさそうだなって最初は感じてしまいました。ちょっと残念。。
リンク:日本版オフィシャルサイト
まとめ
個人的にはビートルズの『Yesterday』より、クイーンの『Bohemian Rhapsody』より良かったです。
スミス好きはもちろん、80’s、ニューウェーブ好きな人は必見の映画だと思います。
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