ヴァイナルジャンキーとブックオフの話

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最近行く先々のブックオフでいいレコードをひきまくってます。

ここまで連続でひくことは、ほんとうに珍しいです。

レコードの山の写真1
キョンキョンは水着が違うバージョンも買いました。(180円)

横から見るとけっこうあるのがわかると思います。

レコードの山の写真2
中にもっと高いのがいっぱいあります。

これだけで今日1日ぶんです。
先のぶんは10枚くらいなので、ここ数日で買ったEPは全部で40枚くらいでしょうか。

200円で、1000円から1万円くらいするレコードがこれだけ出てきたときのヤバさは、あなたがヴァイナルジャンキーならよくわかるでしょう。
ネットプライス無視の一律の数百円でレコードが買えるって、10年前にタイムスリップしたかのようでした。


ちなみに今回の”ひく”とは、「安くいいレコードが買えた」とか「相場より安く高いレコードが買えた」といったつもりで書いています。
ここでふと気づくのは、「ほしかった(聴きたかった)レコードが買えた」ではないんですよね。

ほしくないのに買っちゃうのって、やっぱふつうではないですよね。

部屋に溜まりまくったレコードの山を見て、何やってんだろみたいな。
このたまにある空しい気持ちは、なんなんだろうと長年思っていました。

みうらじゅんの本の写真

最近読んだみうらじゅんの『マイ仏教』に近いことが書かれていました。

オタク(コレクター)とはものを集めるだけでなく、そのものがいずれはなくなる(=諸行無常)空しさを体験する修行である。

とこんな風に書いていて、修行なんだと思うとなんか受け入れられた気になりました。


また、ヴァイナルジャンキーがレコードを買いに行くのがやめられない理由についてわかったことがあります。

アンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』に書かれている、人間の脳のメカニズムについて聴きました。

引用元リンク:読書家ヒデさんのブックラジオ(音声配信による本の要約)

人間の脳が最もドーパミンを出すときは、”実際に体験するときよりも、なにか起こるかもしれないと期待が起こるとき” なんだそうです。

要はレコードを手に入れたときよりも、「なんかいいレコードあるかな?」って思ったときのほうが人はテンションが上がっているのです。

このレコード屋に行く前のドーパミンと、レコ堀り中の緊張感の連続からのいいレコが出てきたときの開放感によるエンドルフィンのダブル脳内麻薬がヴァイナルジャンキーを何度もレコード屋に向かわせているメカニズムであるということです。


最後に、最近ブックオフのレコードが前述のように安くなっている傾向があるように思います。
店によっては、処分セールをやっていたりもします。

個人的な予想ですが、
レコード高い(ブーム)だから取り扱い開始→ガッツリ高値プライス→全然売れない、ふつうの歌謡曲が溜まりまくって収集つかない→やっぱレコード売れないんじゃない。の流れかなと思います。
そこから、値下げや値付けの放棄が始まっているんじゃないでしょうか。

今のブックオフはおもしろいですよ。
どの店がいいかは、このブログをよく読んでいる人なら知っていると思います。

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